次亜塩素酸ナトリウムの消毒効果は?ノロウイルスにも効果があるの?
スポンサーリンク
次亜塩素酸ナトリウムという言葉を聞いたことがありますか?
最近よく耳にする言葉かもしれませんが、私が知ったのは一人目の出産をした時です。
その理由は、赤ちゃんの哺乳瓶の消毒液が「次亜塩素酸ナトリウム」というものだったから。
では、この次亜塩素酸ナトリウムというものの詳細を知っていますか?
次亜塩素酸ナトリウムは消毒液ということはわかっていても、使い方などは意外と知らないものです。
そこで今回は次亜塩素酸ナトリウムの消毒効果について書いていこうと思います。
<もくじ>
スポンサーリンク
◎次亜塩素酸ナトリウムってどんなもの?
次亜塩素酸ナトリウムという言葉はよく聞きますが、何者なのかということが気にりますよね。
これは、水酸化ナトリウム水溶液に塩素を混ぜてできる次亜塩素酸のナトリウム塩を作り、これを水に溶かして水溶液とすることで、次亜塩素酸ナトリウム水溶液という形にし、そのことを指して「次亜塩素酸ナトリウム」と呼ばれています。
身近なものだと家庭用塩素漂白剤として「ハイター」や「ブリーチ」などという商品名で販売されています。赤ちゃんの哺乳瓶の消毒液としても知られていますよね。
スポンサーリンク
◎次亜塩素酸ナトリウムの消毒効果は?
上記の通り、台所で使われる消毒液や漂白剤として使われていることが多い次亜塩素酸ナトリウムですが、その消毒効果はいろいろな場面で使うことができます。
その理由は、次亜塩素酸ナトリウムが洗剤洗浄やアルコールでは効果のないノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスを殺菌消毒できるから。
その殺菌効果の対象は、インフルエンザやチフス・大腸菌・ブドウ球菌・サルモネラ菌などにも効果があります。
ただ、原液に近い状態での使用は有害な塩素ガスと発生するので注意が必要です。用途に適した濃度に希釈して使用しましょう。
スポンサーリンク
◎次亜塩素酸ナトリウムはノロウイルスの消毒にも使える?
この次亜塩素酸ナトリウムという液体はいろんなウイルスに対する消毒効果があるといわれていますが、どのように使えばいいのでしょうか?
各商品によって使い方は違うかもしれませんが、台所用や赤ちゃんの哺乳瓶の消毒液としてお子さんのいる家庭にはあるであろう身近な次亜塩素酸ナトリウムを使うことができます。
床などに飛び散った吐物や糞便に対して、ペーパータオルなどで取り除いたのちに、塩素濃度約200ppmの次亜塩素酸ナトリウム液で浸すように床をふき取り、そのふき取りに使ったペーパーなどは塩素濃度約1000ppmの次亜塩素酸ナトリウム液を入れたビニール袋に入れ、密閉して破棄する方法です。
ここでいう塩素濃度200ppmを作るには、次亜塩素酸ナトリウム20ml+水980mlで作ることができます。塩素濃度1000ppmを作るのは、次亜塩素酸ナトリウム100ml+水900mlで作ることができます。
ハイターなどの塩素系漂白剤で消毒液を作る場合の目安は以下のようになっています。
・便や吐しゃ物がついた床やおむつ、衣服の消毒・・・0.1%濃度に希釈
⇒0.1%濃度(10000ppm)に希釈・・・ペットボトルのフタ2杯分の塩素系漂白剤と500mlの水を混ぜる。
スポンサーリンク
◎さいごに
いかがでしたか?
次亜塩素酸ナトリウムの使い方が少しでもわかっていると、いざという時に役立ちますよね。
ノロウイルスなどの流行しやすい季節は、塩素系漂白剤や500mlの空ペットボトルとスプレーボトルを用意しておきたいですね。